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教員紹介

教育現場で実践できる様々な素材経験を

関 俊一 -Seki Shunichi-

関 俊一 -Seki Shunichi-

専門分野は、油彩による古典絵画技法の研究と混合技法による絵画制作です。

絵画の基礎となるデッサン力とは、モチーフを観察し客観的に描写する機会をいかに多く体験できるかにあると思います。絵画教室は授業時間以外に自主的に制作できる環境が完備されていますので個々の実力アップにつなげてください。
絵画の授業では古典的な油彩の技法から、アクリル絵の具やメディウムを使用する課題など様々な素材を経験できるように充実したカリキュラムを組み、教育現場ですぐに実践できるよう考慮しています。

自己の表現を 自分で考えてもらうことを大切に

奥田 真澄 -Okuda Masumi-

奥田 真澄 -Okuda Masumi-

彫刻家として作品を制作し発表を行っています。

制作テーマは人とそれを取り巻く環境です。
最近は、捉えどころの無い不可思議な人の存在を、周りの環境と関連させて表現したいと思っています。
私の授業では単に制作論を伝えるのでは無く、自己の表現を自分で考えてもらうことを大切にしています。その為に、スライドレクチャーなどを通して様々な表現を紹介し、彫刻表現の知識を深めるなど、幅広い観点で制作を行う環境作りを常に考えています。

デザインは「用の美術」 、「使われる」という前提で制作する

岡田 博明 -Okada Hiroaki-

岡田 博明 -Okada Hiroaki-

デザイン教育を担当しています。

デザインは「用の美術」と言われる通り、「使われる」という前提で作品制作を行います。
デザインの思考法を皆で考えながら課題制作をしていきますが、できるかぎり実践に近い学習をするために大学内外からのデザイン依頼を受け皆で制作し、良いデザインとは何かを考え、教育指導に生かしてもらいます。またデザインには客観性も重要なため、デザインの教室ではできるだけ皆が集まりお互いの制作に様々な意見を出し合える環境を目指しています。
描画装飾研究として日本画を描いています。「自然はいつも唯そこにあるだけで、 人が美しいと認識して初めて美しくなる。」と考え、自然の持つ美しさの本質を認識し、表現しています。

美術教育にて養われる力は、あらゆる分野での力の基礎になるもの

上山 浩 -Ueyama Hiroshi-

上山 浩 -Ueyama Hiroshi-

美術教育を担当しています。

美術教育にて養われる力は、美術の力に留まらず、あらゆる分野での力の基礎になるものだと考えています。
自らの感性と経験をフルに活かして何らかの答えを表現として創出する活動は、他の分野では実現しにくいものだと思います。そういった図工・美術教育を充実するための研究と教育を進めています。

美術の活動に目を向けて、美術教育を展望する

山田 康彦 -Yamada Yasuhikosuhiko-

山田 康彦 -Yamada Yasuhikosuhiko-

専門は、美術教育の研究です。

その中で大切にしていることは、1)芸術とは何かという原理や、美術教育の基本となる考え方など、常に原点に帰りながら考えていくこと、2)教室や学校という枠だけにこだわらずに、社会でさまざまに展開されている美術の活動に目を向けて美術教育を展望していくことです。このような志向をもっているので、私の演習では、美術や美術教育のいろいろな関心を持ち寄って交流するサロンになるように運営しています。

美術理論と美術史を深め、未来を展望する

山口 泰弘 -Yamaguchi Yasuhiro-

山口 泰弘 -Yamaguchi Yasuhiro-

美術理論・美術史を担当しています。

美術理論とは「美とはなにか」を理論的(哲学的)に考究する学問、美術史とは「美とはなにか」を歴史的に考察する学問です。この学問を深めることによって、人間の営為を省察し未来を展望するのです。何やら難しい話になりましたが、そのとっかかりとして大切なのが、「鑑賞」です。
文部科学省は、「学習指導要領(中学校)」で、「表現」と並んで「鑑賞」が大切だと言っています。
「学習指導要領」は教科で教える内容を定めたものですが、将来教員となる学生を育てる教育学部では、授業内容において「学習指導要領」は基準となるものです。

私は、江戸時代の絵画史を専門に研究していますが、私の担当する必修の授業科目「美術史概説Ⅰ」「造形芸術論では、私の専門を生かしつつ、「学習指導要領」にある「日本の美術の概括的な変遷や作品の特質を調べたり、それらの作品を鑑賞したりして、日本の美術や伝統と文化に対する理解と愛情を深めるとともに,諸外国の美術や文化との相違と共通性に気付き、それぞれのよさや美しさなどを味わい、美術を通した国際理解を深め、美術文化の継承と創造への関心を高めること。」を目指して進めていきます。また、「鑑賞」には「本物をみること」が不可欠です。そのため、年間数回、美術館や古社寺の見学を行っています。